とどのつまりは『Phantom Pain』はサイコーだ! という話。


ある時からいろんなところで目耳にするようになった言葉。
「西川さん、歌上手いですね」

その言葉が喉元の魚の骨がなかなか飲み込めないような感覚で、
じわじわギモンに感じるようになってしまい…。

ただ声量が大きく、歌が上手いだけのように感じてしまうことが近年ちょくちょくあり、
なんだか“響かない”ことに消化不良を覚えながらLIVEを終えることがあった。

ありがたくも長年ファンをやっていて、
「歌が上手い」状態に慣れてしまったのもあるからかもしれないけれど、
それでも多少ヘタでもいいから、
楽しいでも切ないでもココロに何かしらぶっ刺さる何かがあったほうが、
私は好みだなと思っていました。

なんだかね、もったいない気がしていたの。
パフォーマンスやMCに心奪われて、ナンダカンダで泣かされて帰っているのに・笑、
肝心の歌が、「上手いですよ」と技巧ありきで、
ただ声量大きく歌っているように感じてしまうことが、ちょこちょこあって…。
実際そんなことはないのかもしれないけど、感じてしまった。損なタイプなの。苦笑

…何かにつけて難癖つけたいタイプか!苦笑
いや、考えすぎるタイプでして。(どっちにしてもややこしいΣ


でも『Phantom Pain』は違う。
様々なところに緩急が入っていて、いつもの得意分野のパワフルなところもあるけど、
そっと優しく、柔らかく、切なく歌っているところが、ところどころに散りばめられていて。
聴いているだけでじんわりナミダが出そうな世界観を連れてきてくれるし、
何より声が大好き。本当に大好き。

特に
『踊る風 無邪気なままで
 微笑みながら 追い掛けてる』

この部分で少し転調して、歌い方が少し優しく、声が甘くなるところが、
サイコーに大好きです。


そんなサイコーな歌を、生で聴けたイナズマ1日目。
MP3音源で聴いていた歌い方より、さらに感情がノッていて、
あの場で聴けて本当に良かったと感じました。幸せ!

この切ない感情をココロの琴線にぶつけてくる歌い方と、
抑揚をつけて様々な声色を聴かせてくれる感じの曲を、
もっともっと聴いてみたいなー!

日に日に期待が高まります、貴教さん。笑

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